- 2023年07月31日
2023年度 教科研修会(数学)レポート
~ 2023年7月28日(金)~
「教科研修会(数学)」
〈講師:高山 松三〉
長らく教育現場に身を置いてきたなかで、高山講師が折に触れて感じ、考えて調べたことを、コンパクトに整理して紹介いただきました。教育現場に影響を及ぼしてきた社会的要因を通覧するとともに、今後、少子化と人工知能の進歩により、教員の在り方も劇的に変わらざるを得ない現実。生徒たちが社会に出ていく5年後、10年後に現在ある職業のいくつが消えていることだろう。そこでは答えの出ない課題を前にして、自分で考え、判断し討論して課題に対処していける能力が必要とされる。そして心の知能指数と言われるEQの大切さ。加えて大学入試改革を見据えた指導。高山講師は1学期には体調を崩していましたが、2学期からは勤務する学校も決まり今なお現役。ベテランの先生がこういった変化の激しい教育現場にわが身を削っている姿に、参加した先生方は心を動かされた様子でした。
・参加者 6名
・参加者の声:
「数学に関することだけでなく、社会を取り巻く環境の推移と今後起こる変化について改めて考えるよい機会となりました。長い経験と豊富な知識をお持ちのすばらしい講師でした」
「70歳を超えているのにすごくお元気でした。大ベテランでなお現役なのがすごいです。経験をいくつか聴けてよかったです。学校の方針に合わせるのは勿論、その言いなりになるのではなくて、自分のスタンスとの折り合いをどうつけるのか?という話が印象的でした」
「熱意のある講師で良かった。今後の教育を考えるヒントを多くいただけた。帰ってからは、それらを自分ごととしてわが身に落とし込みたいと思います」
「新しい情報がきちんとフォローされていて、私自身も高山先生のように様々なことに興味関心を持ち、新たな情報をキャッチして生徒に還元していければと思いました」